自閉症(自閉傾向)の子供と気功 ~ パニック!にしては何だか変 ~

自閉症

もう、パニックが当たり前の生活になりました。
始まってたった1ヶ月でしたが
何年も息子はパニックを起こしていた...という錯覚に陥っていました。

ほぼ毎日パニックはありましたが、1日中ではないので
落ち着いている時の息子は、言葉もコミュニケ―ション能力も伸び
それは嬉しくて楽しみな毎日でした。
辛いばかりの日々ではなかったのが救いでした。

一般的な自閉傾向のパニックはちゃんと理由があって起きていると思います。
嫌いな場面、物など避けてあげればある程度防げると思います。
初め、私もそう思って色々気を使いました。

息子が嫌いなものは避け、希望を叶えてやりました。

でも、何だか違いました。
どんなに息子の「不快」を避けても
パニックはなくなりませんでした。

昨日平気だったものが、今日は悲鳴を上げるほど嫌でパニック。

例えば...
被りの服が嫌だとパニックを起こすので
翌日、前開きの服を用意するとボタンが嫌だと言ってパニック。
ボタンはその前日まで平気でした。

またある時は、頭を洗うのが嫌だと言うので
洗髪を2日に1回にして負担を減らしたら
あれ程好きだった、湯舟に浸かる事を嫌がるようになり
シャワーで済ますようにしたらそれもダメになり
最後は洋服を脱ぐことも拒否しました。
最後は無理矢理脱がすしかなく、結局大パニック、大乱闘でした。

まるで息子は「パニックを起こす材料」を探しているようでした。

私自身ももう、パニックを起こさないように気を遣うのは限界が来ていました。

だんだん...
何だか息子は「パニックを起こしたくて起こしている」様な気がしてきました。

辛いからパニックになるのではなくて
パニックを起こさないと辛いような気がしてきました。

不思議大好き ババタヌキ-日之本元極気功教室 木彫り

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Posted by hosokawa