胎児のように皮膚で呼吸する「胎息」

日之本元極気功

私は、14年前に、はじめて講座を受講しました。

それ以来、ずっと修練を 続けています。

その修練の基本となる 

胎児のように 皮膚で呼吸する

「胎息」の講座を受講した時の 

印象的な出来事をお話しします。

入門講座を受講してから、

毎日欠かさず修練をしていました。

特に、伝訣講座を受講して「帯功」

(自分の体から期のエネルギーを出すことができる能力)が

できるようになったことが嬉しくて、

静功も一時間以上は、毎日修練することに決めていました。

入門講座を受講してから 

二か月ぐらい経過したころ、

身体が痒くて仕方がありませんでした。

皮膚のあちこち、

特に顔のあごやほほ、目の周りなどが、

とんでもなくかゆいのです。

さらに、静功を始めてから

集中が高まり入静状態に入り始めたころ、

かゆさのあまりに組んでいる両手をほどいて、

ポリポリ、ボリボリと顔のあちこちをかきむしります。

結局、それ以上は継続できずに、

収功をして 改めて全身を掻くというありさまでした。

もう、精神の統一どころではありませんでした。

痒くなり始めた 最初のころは、

静功の時にエネルギーが高まると、

かゆくなる程度だったのですが、

ある時、

かめ爺先生が、東京から高山に来られる

月に1度の貴重な錬功会のチャンスに、

参加しようとして、当日の弁当を スーパーに買いに出かけたのです。

その時には

これから参加する錬功のエネルギーが、

すでに届き始めていたのでしょう、

体のいたるところが、痒くなってきました。

それでも、

お腹はすくので、

サンドイッチを買おうとしたところ、

手からかゆみが体に広がっていく感じがしました。

つづく