学校で 給食が食べられない 子どもたち

発達障害の子どもたち

小中学校で、養護教諭を25年間してきました。
小さな学校だったこともあり、給食の担当をしていました。
その中に、偏食が際だっている子どもが 何人かいました。

給食の目標に 「好き嫌いしないで、残さず食べよう」 という目標があります。
教師は、「良いこと」(一般的に、良いされていること)を教えます。
けれども、私は
「偏食は、わがままではない。残しても仕方がないな。」
と感じていました。


給食が、苦痛で仕方がない 子供達の多いこと!

この子供達は、わがままで偏食なのではないと思う。
味覚の感じ方が、たぶん… 何かしら違っているから 偏食するんだろうと 思っていたのです。どの子も、心から「楽しいと思える給食」に出来ないかな? 

そこで、思い切って「フルセルフ給食」にしてみたのです。


自分の 食べれる分量だけ、自分で検討を付けて、自分で盛りつける方式です。
毎日、最後まで、上手に盛りつけられるか?ハラハラドキドキでした。

嫌いなモノでも、一口は食べる。(一口分は皿に盛る) 

最後の人のことを考えて、好きなモノばかり食べない。
わがまま!は言わない。ルールが守れなかったら、
すぐにフルセルフは、止めます。 と説明してフルセルフはスタートしました。

結果は、大成功! 
大好きなフルーツやゼリーのデザートでも 
最後の人を考えて盛りつけることが出来ました。


おまけに、みんながとっても楽しそうです。


発達障害の子供たちが、不登校にならずに、学校生活を送るためには、
こういう柔軟な手だてが、必要になってくるのだと思いました。

発達障害の子供たちは、確実に増えています。
発達障害の傾向を持つ 優秀な教師も また、確実に増えています。

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