パニック障害

発達障害の子どもたち

私が学校の養護教諭をしていた頃、(20年ほど前)

問題行動を起こす中学生S君がいました。
学校は、「強く叱る」「叱って育てる」 教師の集団でした。
特に、学校長が先頭を切って、強く強く叱りました。

パニックになったときに、
きつく叱れば、叱るほど、S君はパニックがひどくなり、
手が付けられなくなるほど、暴れます。

けれども、絶対に人には手を出さないし
モノを壊さない。弱い者には、当たらない。

というルールだけは、彼なりに守られていました。
パニックを起こさないときには、たくさんの友達がいます。

けれども、先生は、大嫌いです。
パニックは、日常茶飯事でした。

「発達障害」「パニック発作」という認識が
教師の集団にもっとあったならば、
「パニックが、起きている最中に叱っても良くはならない。」
という認識が、学校にあったならば、
もっと、育てることが出来たかも知れません。

昨年のことです。
「アスペルガー症候群」と診断された中学生が、日之本元極に来ました。
心身共鳴神法を受けて、毎週のように遠隔貫頂を受けて、自分で「環排」の修練もしました。

約一年が過ぎました。

「最近、パニック発作は出るの?」と尋ねますと
「出ないように、我慢しています。」と当たり前のように答えました。

時々、頭を振る「チック」の症状があったのですが、
「チックも出ないように、我慢しています。」と答えてくれました。

パニック発作を
自分の意志で我慢したり、コントロールできるビックリマーク
これは、すごいことですよね
クラッカー