目を閉じる 理由
高山は 四方を山に囲まれた 盆地です。
台風は 山に沿って 動くことが多いために
高山を直撃して 来ることは ほとんどありません。
海抜が500メートル程もあるので、山岳地帯らしく
大雨には たびたび遭遇します。
それでも 斜面が多いので、 雨水の流れが早く
浸水することは 今までには経験がありません。
しかし 近年の雨の降り方は 異常です、
本日の 午後5時頃から 台風の接近のために 風が吹き荒れて
新宮修練舎は、風の吹き込みで 細かく揺れていました。
そんな 風の音を聞きながらも
気持ちは動じずに 修練をしていたのですが
思い出したことが 一つありました。 それは…
あぁ~ きっと 大ババタヌキは
この台風の 風の音を聞いて さらに
風の勢いをじっと 見つめて 気を浪費しながら
そわそわと 心配しているに違いない。
「もう~ いつも そうだ まったく」 と 思い立ち
慌てて 大ババタヌキの アパートに行ってみますと
案の定
ベランダの ガラス戸の前に 外を向いて 座り込んで
キョロキョロと 外の景色を見て 恐怖感を 楽しんでおりました。
私は 到着するなり しっかりと カーテンを閉めて
外の景色を 見ないこと
テレビの 台風情報をみないこと
と 強く伝えておきました。
荒天の時に
気持ちを 同調させていては 気の浪費につながります。
浪費しても良いほど エネルギーはありません。
自然界の邪気も吹き出して 波動が荒くなっています。
こんな時には とにかく 視ないことです。
目を閉じて 辺りを きょろきょろ 視ないことです。
しかし 目の前に 気が気では無い 景色があると
気持ちが同じて どうしても 視たくなるものです。
「目を閉じること 」 なかなか 難しいものですね。