気持ちを 伝える
先日のこと
母親がある方から プレゼントを いただきました。
そのプレゼントは 失礼な表現ですが
それほど珍しくもなく 高価なものでもありませんでした。
ところが 母親は
そのプレゼントを もらったことが嬉しくて くださったその方のことを
何日も 何度も 懐かしくて 嬉しくて 思い出していたようでした。
しかも、その方とは 縁あって ご一緒に過ごしたことがあるものの
お目にかかった時間は 長くはなく ほんのひとときのご縁だったのです。
にもかかわらず、なぜ?
こんなに喜んで いるのだろうか? と 疑問に思いました。
たぶん、
真剣におつきあいくださったのだろうし、
心底、思いやりを持って 接してくださったのだろうと思いました。
ご自分のお母様の面影を 重ねてての 思い入れもあったのかも知れません。
少々ぼけて 物欲が無くなってきた 母親は
「もの」 よりも 「もの」に寄せられた
気持ちを いただいたのだと思います。
「もの」に寄せて 気持ちを贈る …
なかなか 難しいですね。