おいしい食事
カメ仙人は 食道楽で 「おいしいお店」 の情報があると
すぐに 出かけて行かれます。
そんな カメ仙人の お勧めのラーメン店が 高山の中心部にあります。
私も 何度か行ってみて 「おいしいちょっと 味は濃いけれど…」 と
思っていました。
何度か行くうちに、「まずい」 と 感じる時が あることに 気がつきました
「どうしてだろう」 と 疑問に思って あれこれ 観察をしていると
ご主人が 担当して つくってくださる時は とてもおいしい
ところが 奥様が 担当されると まったく 味が違う のです。
同じスープで 同じ麺 同じレシピでつくっても
作り手の ちょっとした 思惑が 違うと
こんなにも 味が違ってしまうものかと びっくりしました。
「おいしい」 ときと 「まずい」時があるとは 分かっていても
自然に 足が向いて そのラーメン屋に通っていた ある日のこと
奥様が 厨房を担当されていました。
「しまった!」 と 思いつつも いまさら店を出る わけにも行かず
食べたんです ラーメン → それが とっても おいしかった
そのときは 夏のお盆の季節 忙しいときで
アルバイトの 若い青年が3人 ほど働いていました。
若者たちは 威勢が良くて 活気があって 笑顔で対応してくれました。
なんだか にこにこ の 奥様は 上機嫌です。
そうか
ラーメンの味は 創る人の 思惑に正比例するんだ
我が身の仏頂面を 反省しつつ
「おいしい食べ物」の 奥義を悟った 瞬間でした