「福の神」が居ると 人がよってくる
一緒に暮らしている 母親に手紙が届いた。
随分、疎遠になっている 縁者から届いた
突然の 手紙に
「何があったんだろう?」 と ドキドキしながら
封筒を 開けたとか
中身は
とても懐かしく 思い出している。
元気そうで何よりです。 私も元気です。 という
ご挨拶状だった。
「良かったやん 」 と 私が言うと
母親は、首を横に振って 答えた
「私が 幸せに過ごしていると 人が寄ってくる。」
「貧乏生活をしていたときには 人は よってこんかった。」
「今は 福の神が いてくれはるから こうして手紙がくるんやなぁ」
「それでも 油断をしたら いけまへん。」
「いつまでも、いいことばっかりは 続きまへんでぇ。」
いつまでも 努力せな あきまへん