「本気」をさとる
大ババタヌキは、耳の聞こえが悪いし
頭の方も 少々 とぼけていているので
日常生活は 不自由ですし ぎくしゃくしています。
けれども 「人」の観察は大好きです。
先日 ある方(Aさん)が 世話をしてくださいました。
その時に たくさん お話をしてくださった と言うのです。
「それは 良かったね。」 と 姉ババタヌキが言うと
「ふぅ~ん 褒めては くれはるけれど
「手がきれいやねぇ~」 とか おべんちゃら ばっかりや
と キラリと光る 鋭いことを 言いました。
私も Aさんの言葉遣いは
いつもきれいな言葉で 飾ってあって
耳ざわりは 良いのだけれど
本心が、いったい どこにあるのだろう? と 思うことも多くて
上滑りだな と気になっていたのです。
本当の気持ちを
きれいな言葉で 発する時に
「言霊の力」が発揮されるのでしょうね。