昨日、テレビを観ていましたら
健康のために 腸内細菌バランスを 健康に保つことが、
重要だと説明されていました。
とりわけ
乳酸菌飲料に代表される 腸の中で生きる善玉菌類を
飲み物として補給することで 手術後の感染症が
少ないという統計も出ているそうです。
しかし、乳酸菌飲料は 日本の風土に
合っているのでしょうか?
乳糖を分解する酵素を持たない 日本人も多くいて
牛乳を飲むと お腹がゴロゴロする。と
日本では 昔から 味噌 醤油 酒 みりん など
すべて麹菌を使っていますし
糠づけや 酸っぱい漬け物を代表とする
多くの 善玉の腸内細菌群(乳酸菌など)を
大量に食べ続けてきた 歴史があります。
最近では、インスタント食品や
出来合いのお総菜食品 冷凍食品が増えたので
昔と比べると 食べる量も随分
減ってきているのは 大変残念なことです。
私は 毎朝「甘酒」を食べ続けています。
食べている時は とても快腸です。
旅行に出たり 出張に出かけて
「甘酒」を食べなくなると とたんに
便秘気味になってしまいます。
腸内細菌が、健康にとって
どれほど 大切か とてもよく分かります。
特に 日本の風土にあった 麹菌の摂取を心がけたいと
思っています。
そこで 「甘酒」を創ってみてはいかがでしょうか?
何度か 作り方をご紹介してきました
創って 「食べています」 と おっしゃるのは
ごくごく 少数ですけれど
作り方を お知らせします。
今回で 最終章です。
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寒くなってきました。
「こたつ」の存在感、ありがたみを感じる季節です。
「こたつ」を使って甘酒を造ってみましょう。
甘酒は、「飲む点滴」とも言われているほど
ビタミンB群を中心に、栄養満点です。
炊飯器の保温機能で創る方法もあるようですが、
メーカーによっては、温度が高い場合があります。
麹菌は63度くらいで死んでしまいます。
50度~60度くらいの温度が、好きなようです。
ですから、一番の注意事項は、麹菌を大切に扱うことです。
私は、甘酒専用の超大型の土鍋を買いました。
量が多いと 保温性が良いので うまく創りやすいですし
創ってから、一週間ほど寝かせたものの方が 甘みがグンと増します。
良い麹を選びましょう。
麹については、全国の麹を購入して
色々試された カメ仙人から教えて頂いた
富山の石黒商店(種麹屋)の生麹を購入しています。
900㌘ 1200円です。ホームページから購入できます。
真空パックされているので、一度にたくさん購入して
冷凍保存しています。
お粥づくり
コトコトと 煮すぎると糊のように べたべたなってしまいます。
米粒が、一粒一粒、崩れすぎないように
こんな方法で創っています。
①土鍋にお湯 (「天のまなみ」がベスト)を沸かして 沸騰させる
塩 (「海のまなみ」がベスト) を入れておく
②あらかじめ洗って、ざるにあげ水を切った米を入れる。
③木べらで、よくかき混ぜる (ここでも12字真言を唱える)
④フタをして、再び沸騰させて、すぐに火を止める
⑤60度程度に下がるまで、フタをしたまま待つ。
1~2時間程度待つ
麹を入れる
①麹を細かくもざく。
労宮の上に乗せて、12字真言を唱える ← これ大事
②お粥が60度程度に、温度が下がってから
麹を粥の中にいれて、手早く混ぜる。
手間取ると 温度が下がってしまうので、要注意!
さらに、クチャクチャして混ぜすぎると
粥が糊のように、なってしまうので手早く均等になるように混ぜます。
③新聞紙やら、バスタオルなど 2~3重にして
土鍋を包んで保温します。(お好みで神龍ストールをまきます)
④そのまま、こたつに入れて、翌朝まで10時間~12時間ほど
保温します。時間はもっと長くても良いのだと思います。
⑤こたつの温度は、通常なら「弱」で大丈夫、
真冬の寒いときなら「中」くらい
出来上がり
①出来上がったら、よく混ぜる(この時も12字真言を忘れずに)
②冷蔵庫に入れて 保存します。
③3日~1週間ほど冷蔵庫で寝かせておくと、さらに甘みが増します。
④出来がりに、ショウガを入れたり、白湯を入れて頂きます。
鍋に入れて、火にかけたりはしません。
暖めるときは湯煎であたためます。
せっかくの麹菌が死んでしまうからです。
分量 (私の大ざっぱな目安です。)
① 米6合
② 麹(生)900㌘
③ 水 3㍑から4㍑ (天のまなみなら 最高です)
④ 塩 大さじ2~3 お好みで
温度計 麹菌 土鍋
「海のまなみ」 「天のまなみ」を使って
エネルギーあふれる 「甘酒」をどうぞ
こたつ バスタオル