原因不明の 痛み
久しぶりに お目にかかったAさん
当時は、心臓の調子が悪いことを 心配していました。
お話を伺いますと
昨年から、原因不明の痛みに 悩まされているそうです。
それほど、強い痛みでも ないそうですが、
ときどき ズキッ ズキッ と 痛みが走るそうです。
ちょうど 左の腸骨稜のあたりです。
筋肉痛のような でも 骨の痛みのような?
原因が特定できない 痛みだそうです。
さまざまな 診察を受けて 指示通りに 治療を受けても治らないし
外見上は なんら変化が無くて とても健康で体調もよいので
こういうことは、
カメ仙人に 尋ねると 「たぶん 判るかも?」
と 思って 来てくださったのだそうです。
そのAさんの ご様子を 診せていただくと
第一に 腎気が 著しく消耗していることに 気がつきました。
心臓の働きが 良くなかったハズだったのに どうして?
こんなに、腎臓のエネルギーを消耗して 働きが悪くなっているのだろう?
と 私は 驚きつつ 引き続き 心臓を感じてみていましたら
やはり、心臓も 調子が良いわけではないようです。
心臓も 腎臓も 二つとも エネルギーを失っています。
つまり、
内臓のエネルギーが 失われると
五臓六腑は 協調して 相互に助け合うのですが
圧倒的に エネルギーを蓄えている 腎臓のエネルギーが
他の臓器に供給されて 使われるようです。
そのエネルギーは 命門を通じて
エネルギーを失っている 疾病のある臓器に 経脈を通じて送られます。
その時に、問題になるのは(痛みと関連性があるのは)
エネルギーが供給された 後 排泄される 邪気の排泄ルートです。
修練者のみなさんは、
「三門」 「経脈」や 「毛孔竅穴」通じて 排泄できますが
修練をしていない方がたは、
身体のなかの 通じやすい既成の 経脈を通じて
邪気が 身体の外に 排泄されるというわけです。
「その邪気の通り道が、
硬くなったり 詰まったり 細くなったりすると 痛みを 感じるのだろう。」
というのが カメ仙人の ご意見でした。
原因が はっきり判ると すっかり 安心できますね。
安心できるのは、対応策が 用意されているからです。
対策は もちろん 修練です