人の気持ちを 思いやる
スーパーに 買い物に出かけました。
昆布の袋入りの 品定めをして 値段をみていたのです。
もともと ゆっくり 落ち着いて 買い物をしたことがなく
いつも 慌ただしく すごい勢いで 買い物をすることが多いのですが
今日は 定休日
時間もゆったりしていて 袋の裏面を読んだりしていたのです。
そんな時に 店員さんが 親切に声をかけてくださいました。
「かごを お持ちしましょうか?」 と
声が小さくて 早口で 発音が不明瞭で なかなか 聞きとれなかったので
「はぁ ?」 「何ですか?」 と 二度三度 聞き返して ようやく判りました。
私の様子を見て 気を遣って 親切に 声をかけてくださったのですが
私は すでに かごを持っていたので 「なぜ?」 と 思わずにはおれず
丁寧にお断りをして 買いたかった物も買わずに
その場を 立ち去りました。
親切 というのは
相手の要求に合致してこそ
「親切」 → 「嬉しい」 に 変化します。
相手が困っているときに
「お困りでしょうから…」 と 手をさしのべてくださると
それは それは 嬉しいことなのですが
要求を していないことに 親切が働くと
これは お節介ですよね。
この区別 なかなか 難しいです。
人の気持ちを 正確に 思いやることは 本当に難しいですね。
さて、私は どうなんでしょう?
こんな 思いやりの 食い違いによる お節介をしていないかしら?
「親切だと 思ってしている お節介」
と いう結果にならないように くれぐれも 気をつけたいなぁ と
思いながら 別のスーパーで 買い物を終えました。