増田先生が、30年ほど前に
神様に導かれて 熊野三山をめがけた時の話です
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あまり興味のなかった熊野三山でしたが、
偶然が何度も重なったので とうとう出かけることにしたのです。
「偶然」にも大阪の受講生から 講座の依頼があったので
大阪講座の帰りに 熊野三山を目指しました。
本宮・那智大社・速玉大社の後 バスの中から偶然見つけた神倉神社に
どうしても行きたくなって
「いざ!神倉神社」の急な大きな岩の階段を登り始めました
まもなく 頂上のお社のある「ことぶき岩」が見えそうだ
と安堵していたところで 社の方向から降りてくる
親子づれに出会いました。
3歳くらいの男の子と その子の手を引いているお父さんです。
大人の私でも巨大な岩の階段は、登るのに結構大変でしたから
「大変でしたでしょ 登るの?」
私もあまりにも急なので、結構大変でした。
「こんなに小さいお子さんが、登るのは本当に苦労なさったでしょうねぇ?」
と 声をかけたところ
「いいえ、手を引いてきましたから それほどでもありませんでしたよ。」
と お父さんは答えられたので、
「そうですか」と 返事をして短い会話を終えたものの
いとも簡単に登れたように 父親が答えたことが、
私には不思議でなりませんでした。
私は、予定していなかった神倉神社への訪問だったので、
帰りの電車の時間が迫っていたこともあって、
頂上の「ことぶき岩のお社」にお参りしたのちに
すぐさま踵を返して、登ってきた参道を大急ぎで降りたのです。
これほど、急いで降りてきたので
幼い子供の手を引いていた 親子には
すぐに追いつけるだろうと思っていました。
しかし、親子の姿はなく 2度と出会うことは叶いませんでした。
あんなに急な巨大岩の階段を 3歳ほどの子供が
いくら手を引いてもらっていても
こんなに早く降りれるわけがないと思っていたからです。
この出来事は、とても不思議だったので
東京に帰ってから 何人かの友人や知人に話をしました。
すると、見えない世界のことが好きで、
感覚が敏感なうえに 直観力のすぐれた若者が、不思議な話をしてくれました。
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きっと、その幼い子供は 増田先生ですよ!
神様に手を引かれて 神倉神社に来たのだと思います。
増田先生は、神様にとって 大事な子供のような存在だったんでしょうね。
増田先生は、このようにして神様に手を引かれて 歩く運命なんでしょう。
このことを知らせるために 親子連れに出会う必要があったし
偶然が重なって導かれて 神倉神社に
どうしても行く必要があった!
ということだと思います。
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この印象的な 親子との出会いがあったすぐ後に
さらに 不思議な男性と出会いました。
肩の上に40×20センチほどの 岩を持ち上げて
裸足で 頂上の方から降りてくる男性に出会いました。
私は、急いではいましたが、
またも不思議な出会いだったので問いかけました。
時は3月の初め頃、まだ風は冷たい時候でした。
「裸足で歩くのは冷たいでしょう?」 と聞きますと
「いやいや、いつものことですから…」 と答えが返ってきました。
「大きな石は重くはないですか?」と付け加えて話しかけると
「いつも持っていてトレーニングしていますから…」と
答えられたので 不思議な出会いだなぁ と思いつつ
それ以上は聞くこともせず
ご挨拶をして、頂上を目指しました。
神倉神社で出会ったこの男性は、この神倉神社にまつられている
「神様」だったとはっきりとわかったのは、十数年の年月の後
平成16年10月に高山市中山の地に開設した
日之本元極の庭から掘り出された「神倉石」の存在でした。
肩の上に持ち上げていた「石」は、
宇宙のエネルギーを受け取る性質のある「神倉石」だったのです。
この石が、日之本元極の庭にあることを 教えてくれたのは
お母さんと一緒に 修練を始めた小学生の存在でした。
つづく