気功教室で講師をしています。中国元極功法８００年の伝統を受け継いだ功法です。
2009.10.18 【受講者体験談｜網膜色素変性症と気功】
目の病気「網膜色素変性症」を
患ってみえる 階ふた修練者の体験談をご紹介します。
○◎○◎○◎○
中級講座を受けたあたりから、
「目の周りにもとつきわみ図」 が見えることがありました。
たまにだったので、いつ見えるなんて事は、意識していませんでした。
階ふた講座を受けてから、頻回に見えるようになり、やっとわかったことがあります。
明るい場所から、暗い場所に移動した時が、くっきり、はっきり見えます。
例えば、車の運転でトンネルに入ったときや、晴れた日に、外から家の中に入ったときなどです。
私の病気の特徴として、
暗い場所での動作が苦手なトリ目がありますので、
これは、きらきらした もとつきわみ図が、私の目を暗い場所に早く慣れさせて下さっているのだなぁと感じております。
大変ありがたいことです。
また何か変化がありましたら、お知らせしたいと思っております。
網膜色素変性症と気功
２００６年秋、運転免許の更新に伴い、視力に不安を感じて眼科を受診しました。同時に、夜の運転時に、車のライトが異常に眩しいことも気になっていました。
眼科受診の結果、視力の衰えやまぶしさの症状は、網膜の異常に原因があると判ったのです。「網膜色素変性症」これが私の病名です。
日之本元極気功教室に通い始めて、今年で５年目になります。
特定医療疾患として難病の申請をしているので、視野検査の結果を今年も眼科からいただきました。
この５年間を振り返ってみると、
視野検査の結果 に大きな変化がありました。
みなさんにご紹介したいと思います。
網膜色素変性症は、視野狭窄が特徴的な症状なのですが、地図状暗点（黒い部分が視野が欠損している部分）が時を経過するほどに小さくなっています。
本来であれば、進行することが大半であるにもかかわらずです。
この地図上暗点が、縮小した検査結果は、私自身の見え方の感覚とほぼ一致しています。５年前と比べると比較にならないほど…
「目が明るくなって、暗いところでも不安無く運転できるようになってきました。」
私自身も この気功法を始める前は、これほど、良くなるとは思ってもみませんでした。
でも、信じてやってみるものなんですよね。今では、くじけずに続けてきた良かったと心底思っています。
「網膜色素変性症」の方は、脾臓の働きが悪い
「なぜだろう
」
ここで、もう一つの仮説 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊
脾臓には、メラニン色素などの 色素などを分解したり処理したりする働きがあるのではないだろうか？老化に伴って、脾臓の働きが低下するに従い、網膜色素変性症の症状も悪化してきたのではないだろうか？
よって、脾臓の働きを 良くすることによって、網膜色素変性症は、改善する見込みがあるのではないか？
＊＊＊＊＊＊＊＊
そして 試してみたことは
脾臓に気のエネルギーを届ける 
目に感じていた違和感が和らぐ
目に気のエネルギーを届ける 脾臓にエネルギーが届いて暖かい
何度も 試してみたのですが、どうも 脾臓と網膜の変性とは、関連性があることが 判ってきました。
脾臓は、ウィキペディアによると 以下のような働きがあります。
脾臓の機能
免疫機能：白脾髄でB細胞（Bリンパ球）、Tリンパ球、形質細胞を成熟させ、血液を増殖の場とする病原体に対する免疫応答の場となる。脾摘された人がマラリアなどに感染すると重症化しやすい。
とうとう その方が おいでになりました。
「網膜色素変性症」と 診断されているんです。 と
力なく おっしゃる その方（Aさん）は、
免許の更新を間近に控えた ある日
眼鏡の交換を 思い立って めがね屋に出かけたところ
「矯正が出来づらい状況」 と 言われたのだそうです。
そこで、 眼科受診となり 精密検査を勧められた。
眼科専門の病院で 精密検査を 受けたところ
「網膜色素変性症」 と 診断された という いきさつでした。
さらに
「水晶体の曇りが多少あるので、いずれは 白内障の 手術をしましょう。」
と 病院では言われたそうです。
さて、ご本人ですが、
「夜の車の運転が まぶしくて出来ない。」 という 自覚症状はあるものの
今のところは 大きな不都合は無いし、身体の方も 元気で仕事もしている。
これといって 身体の心配はありません。
そう おっしゃっていました。
しかし、
カメ仙人の 仮説どおり Aさんは
身体に 元気が無く 内臓全体が下がっていました。
特に 脾臓の働きが 悪い感じがしたのです。
つづく
カメ仙人の 猛勉強は
それは それは すさまじい勢いでした。
色々な書物や ネット検索
体験者の ブログなどを 総合して
目の網膜だけに 変性症の症状があるのではなくて
全身に 問題が ありそうなこと 等々が判りました。
そして、一つの仮説を 持って
網膜色素変性症と 診断されている方の来所を
お待ちすることに なりました。
その仮説というのは
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
網膜色素変性症 という 病気は
皮膚や粘膜、網膜などに 色素が「斑」のように 変性して存在する病気ではないだろうか。網膜だけに色素の変性した「斑」があるのではなく、たぶん、全身に存在している。
しかし、その「斑」は それほど重篤な病状を表すわけではないが、
「斑」のある場所によっては、重篤な症状を引き起こす可能性もある
たとえば、
網膜の病変は 視力の低下という 重篤な症状が出るので
病気の症状が くわしく検査されて 「難病」にも指定されていて
わかりやすいが、全身の 原因不明の病変の 中には この「斑」の
影響を受けて 不調となっている場合もあるのでは ないだろうか？
＊＊＊＊＊＊＊＊＊
という 仮説です。
網膜色素変性症と 診断された方が
まもなく 日之本元極の 入門講座を受講するために
新宮支部に 来られることになりました。
「治らない病気」「難病」と診断されて 「ワラにもすがる思い」で
おいでになるのですから
すがられる「ワラ」 （カメ仙人！）としては、
なんとしても 頼りになる「ワラ」でなければならない
と （ 思われたかどうかは 不明ですが… ）
とにかく、
その時から 猛勉強です。
ネットで 調べる ブログや 体験談・手記を読む
医学事典などで調べる、有りと有らゆる 情報を求めて
病気についての 理解を深められたのです。
カメ仙人は言われました。
「本人は、不安で仕方が無いのだから、
現状の維持で 満足するのではなくて
なんとしても 病状を改善しなくてはならないでしょ。」 と
こうした 必死の下調べ、猛勉強 の後に
ご本人に、お目にかかることに なりました。
ご本人から はじめて 電話をいただいたときに
受話器を取ったのは私です。
はじめは 淡々と 事情を 話してくださったのですが、
「私は 医者から 治らない病気だと診断されたのです。」 と
おっしゃった時から涙声に 変わりました。
どうしようもない 切なくやるせない気持ちが
受話器を通して伝わってきました。
医師から 告げられたことは 以下のようなことだったそうです。
「徐々に 進行して いずれは 社会的に失明します。」
「現在の医学では 根本的な治療方法は ありません。」
「病状を 緩和するために 対症療法を施すことになります。」
「原因は分かっていません。」
「難病に指定されていますから 申請してください。」
等々 …
私は 学校に勤務していた頃に この病気の生徒に出会っています。
片目の視力が ０．０１ いずれは 失明するでしょう。 と
診断されていた生徒の ことを思い出していました。
とにもかくにも お目にかかって
よりくわしく お話を伺うこと、
身体の様子を 観せていただくことになりました。
「網膜色素変性症」と 診断された 修練者がいらっしゃいます。
修練を 始めてから すでに ５年を経過して
今もなお 修練を 続けておいでです。
「老化とともに進行するから、一生涯修練しなさいね。」 と
言われた カメ仙人の言葉通り
「ボチボチ
でも忘れずに 頑張っておられます。」
ご本人は
「本当に… 毎日の修練はすこ～しだけ 細～く長～くですぅ～
」
と 恥ずかしそうにおっしゃいます。
先日、
年に一回の 眼科での 精密検査のデーターを 持って、
新宮まで 出かけて来てくださいました。
視野検査で、
地図状暗点と表現される 視野の欠損が
網膜色素変性症では 特徴的な 病状なので
この検査が毎年 行われているそうです。
その 地図上暗点の大きさが ５年簡の 修練の継続によって
明らかに 縮小しています。
「進行する病気なので、検査結果が 現状維持 出来ただけでも嬉しいです。」
と おっしゃっていたのは、一年目
その後、病状は
もちろん 進行することなく 改善されて きたのです。
つづく
先日 いらした修練者のSさん
予備式で立つ姿が ちょっと… 
腰骨が 反り返って お腹が出てしまうのです。
４０代後半の Sさんは
スポーツが得意で とても元気です。
もちろん 腰痛などは ありません。
身体にも おおきな ご病気は無いのです。
それでは、どうして？ 太ってもいないのに
立ったときに お腹が ぽこんと 出てしまうのでしょうか？
よくよく ｓさんの 身体を観察してみますと
大腸の動きが とても悪いのです。
同時に 肺のエネルギーが少ないようです。
そのために、
腰骨に大腸が癒着したように ひっついています。
内臓が癒着して 仙骨～腰椎の動きが制限されて
背骨が ゆがんで お腹が出てしまうようです。
大腸にエネルギーを補給して
肺にもエネルギーを補給して
背骨のこりを もみほぐして
徐々に きれいな予備式に変化していきました。
まだ、病変が初期だったので 比較的早く治って良かったです。
身体のゆがみの 原因も様々ですね。
先日
修練に来られた方を よく観察していたら
身体の右側全体の 筋肉が だらりと力なく 伸びています。
しかも 同時に 萎縮して 硬くなって凝り固まっていました。
身体全体も 右側に傾いています。
右に傾きすぎて 身体を支えきれないほどの 傾きです。
それでも 徐々に傾いてきたご様子で
ご本人には、あまり苦がないようなのです。
原因は
右側の全体の 経脈が細くて 内臓の機能も落ちているから
でも どうしてこんなにも 右側だけが…
と 不思議に思って お話を聞いてみますと
「右側だけ 汗をかかないんですが それが原因ですか」
と おっしゃいました。
ああ～
隠れ脳梗塞の 可能性が ありますね。
そう思って 頭の左側を 感じてみますと
やはり、違和感があります。
今度は、ここの この部分を 目指して
エネルギーを 注ぐと 良いのかなぁ？
と 考えつつ あっという間に 時間が過ぎていきました。
ふと気がつくと
私の身体も 右側に傾いていました。
人の身体に 心を置いて 「観る」 ということは
なるほど 
重労働です。
