日之本元極

上級講座で、質問がありました。「小周天」についての質問です。カメ爺先生の回答*****受講生の皆さんに、説明されたことを書き起こしています。実際には、ホワイトボードに絵や文字を書いて説明なさっています。通常の功法で言われている「小周天」というのは、
身体の前に、任脈という脈があります。身体の後ろの脈は、督脈といいます。
*任脈は、口がこうあると 口の下から ここからはじまって 一番下の所まで
*督脈というのは、口の上から始まって 百会を通って 排泄部分まで
「小周天」というのは、気功法などの修練を重ねていくと あるレベル以上になると
任脈と督脈を通じさせて、身体の中の気を周回して流すことが出来ますよ。
という功法のひとつです。舌を上あごにつけて 肛門を引き上げて ここをつうかする。
こういう方法で、ぐるぐる 身体に気を巡らせることが出来るようになった 人、または 
このようになることを 「小周天」といいます。なぜ、コレをやるといいかというと、
人の身体には「奇形八脈」、「十二正経」という既存の経絡という
気の流れる道があって、そららは、必ず任脈と 督脈とどこかで交差しています。ここに、充分に気を流してやると、全身につながっている「十二正経」「奇形八脈」に気が流れて、全身に気を循環させることが出来るので、体調がとても良くなる 良い体調を維持することが出来るということで、非情に重要視されている功法です。ここまで到達するまでに通常の功法では、長い時間の修練が必要で、何年も何十年もかかるわけです。しかしながら、日之本元極の功法では、階ひと3次元に入ったら、身体を周回する静功の修練に入れるわけです。階ひと3次元に入るには、階ひと入門講座を受講後、毎日欠かさず合計時間1時間30分の修練をすれば、一つの次元を終了するのに約2ヶ月程度(病気等が無い健康な場合)で 次の次元に進むことが可能な訳ですから、半年程度の期間で、この身体を周回する修練が出来るようになるわけです。この質問の話題に戻しますと、 つづくimage

日之本元極

ご質問がありました。日之本元極功法では、階ひと静功3次元から、身体を周回して修練をします。他の功法では、「小周天」と言われているように、肛門、などの部分を通過します。なぜ、元極功法では、肛門などを通過しないルートを通るのですか?前回のつづきです。*****質問の話題に戻しますと、
他の功法の場合に周回するルートは、
肛門などを通過するのに、どうして日之本元極の功法では、この部分を通過しないのか。と言う質問です。日之本元極の3次元の修練では、下黄庭から、尾閭関に出て督脈を上がって、玉枕関から上黄庭 → 下丹田→ 下黄庭に戻って周回するルートを使っていて、肛門、などを通らない。コレはどうしてかという質問なのですが、これは元極功法として効率を考慮してのことです。他の功法では、こういうルートを使うことはあり得ないのです。どうしてかというと、世界中探しても中脈という真ん中の脈を使う功法は、世界中でも2~3程度しかありません。その原理をきちんと分かって、中脈を使っているのは元極功法だけです。この肛門などを回してしまうと 前◎部 後◎部 会◎ (◎は使用禁止文字なので仕方なく◎にしています) この三つの所から 気を漏らしてしまう可能性が極めて高いのです。
ですから、肛門などを通さないで、下丹田~下黄庭~尾閭関を周回させても、先ほど説明した奇形八脈 十二正経などの脈に必ず通じることが出来ます。さらに、百会も気が出たり入ったりする出入り口なので、ここも避けて百会は通らないように周回ルートが設計されています。「小周天」と言う言葉があるわけですから、「大周天」と言う言葉もあるわけです。一般的な通常の功法ではコレを出来る人は、何十年に一人出現するかしないか?というレベルなのです。これはどういうことかというと百会から気を出して、天地を通して 湧泉から気を入れる 自分の中だけで巡らせるのでは無くて 天地を含めて大きなルートで 気を巡らせるというそういう方法なのです。これは、元極では「階ひと」の段階で、すでに充分に出来ているわけです。 百会を開けて、湧泉を開けて、 労宮を開けて、ということを修練のなかで行っています。元極功法では、天地を含めて気を巡らせるということが、三門を開け修練する方法をとっているので、自然に出来ているということなのです。つづくimage

日之本元極

元極功法は百会から気を出して、天地を通して 湧泉から気を入れる 自分の中だけで巡らせるのでは無くて 天地を含めておおきなルートで 気を巡らせるというそういう方法なのです。これは、元極では 階ひとの段階で充分に出来ているわけです。百会を開けて、湧泉を開けて ということを修練のなかで行っています。ということは、元極功法では、天地を含めて気を巡らせるということが、三門を開けて修練する方法をとっているので、自然に出来ているということなのです。重要なのは、中脈が出来ていること ココを早く充分に通すことです。それによって、普通の気功法では、こういうマーク(陰陽図)を使っています。真ん中に皇極が存在しないものです。中国の元極功法では、中央に黄色い皇極が出来たのです。これは不善禅師という方が、修練をしていて、悟って中脈の存在を発見したのです。不善禅師という方は三百六十年生きたと言われていますから、何十年か何百年か分かりませんが、そういう長い年月の修練の成果によって、中脈の存在が発見され理論化されたのが、中国の元極功法の元極図だったのです。
日之本元極に引き継がれてからは、四分割のもとつきわみ図に発展・進化したのであって、さらに波動が細かくなり、効力も上がったという訳です。みなさんのなかにも 「階み講座」 を受講した方々もおいでになりますが、階みの段階では、「上大神門・上小神門 」 と 「下大神門・下小神門」を開いて、修練をします。ですから、もう大周天どころではない、遙かに大きな上の次元につながって 修練をするというところまで、段階が上がっています。ご質問の男女差があるのは
小周天でいえば、ほんの2~3の功法です。
違いがあるのは、気の流れ道の回しかたの違いです普通は、督脈からあがって 任脈から下げるという方法しか存在しません。
なぜかというと 日之本元極功法が公開されるまでは、中国元極功法の掌門人の張先生もこの一方向から巡らせるという方法で回していました。日之本元極では すべての脈は双方向に巡らせてもよいと許されたので 双方向に巡らせています。日之元極功法では、巡らせるルートの面では、男女の区別はありません。普通の方法で行う 「小周天」というのは、一つの道なんです。一本道なんです。
ところが元極功法では、9層あります。9層というのは 功が深くなるにしたがって、この通る道もだんだん深くなっていきます。この9層の一層もまた、段階によって9層に分かれていて、合計81層の道がある訳です。通常の方法では、一層だけなので、表面だけなんですが、元極功法では 9層になっていて、段階によってどんどん深くなるんです。
深くなると 約3センチほど奥にある天目の所に到達するようになります。
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日之本元極

先日のこと

貫頂を受けるために 来られた女性は

胃が重たくて 少々荒れている感じがする方でした。

ご自身は、このように 話してくださいました。

胃炎と診断されています。 

それでも あまり 気にしていません。

それより、今 一番困っているのは

右足の親指(第一指)の 第2関節あたりの痛みなんです。

歩けば痛いし 足の指は、上の方向に動かないんです。

整形外科では、それほどの異常は無いと言われました。

原因不明、とっても痛くて 歩き方も 悪くなっています。

どうしてでしょう?

と おっしゃいました。

私が観察したところ、

外反母趾と診断される部分の

足の第一指の爪の下あたりから 外側の腫れがありました。

しかし、整形外科の医師が言われるとおり 

それほど酷い 炎症や関節の変形はありませんでした。

私には 詳しくは判らないので

こういうときには、

痛みのある 足の指の関節部分から

「気」のエネルギーを 届けてみて

どこの経脈を通過して どこに到着するのか?

いったい、どこの臓器の邪気が 

この関節に届いているのか? を

観察してみることにしたのです

実施してみると この方は突然 咳が出始めました。

そして、しばらく 咳は続きました。

風邪でもないし 鼻水も出ていない 

咳など 出るはずも無いのに

なのに、突然!!

どうして咳が出るんだろう?? と

不思議でした。

こういう場合には もう一人

気の流れを きちんと観てくれる 観察者が居てくださると

わかりやすくて 良かったのですが、

はじめて、

気のエネルギーを 受け取られたその方は

「咳がでることと」 と 足の関節から入れた気のエネルギーが

作用した結果だということの 理解が出来なかったようでした

無理もありません。

つづく

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日之本元極

「功法有無」が、立夏特別講座で公開されてから

まもなく 約一ヶ月が 経とうとしています。

コレまでの経験では

新しい功法も 修練し続けていると

なんとなく慣れてきて

身体になじんでくる というか

最初に感じていた 

身体の痛みや 眠気 疲労感などが

徐々に無くなって くることが多かったのですが

今回の講座「功法有無」は 別物のようです。

いつまでも 眠いし 身体はだるくなるし

特に手櫛をすると てきめんに 髪の毛が汚れてきます。

熱心な修練者の Yさんから

お便りを頂きましたので ご紹介します。

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こんばんは。
功法有無レベル2の 

録音教材(SDカード)を購入してから

二週間程たちましたが

とにかく眠くて、眠くて

でも 夜になると寝られなくて… 怠くて…

少し便秘気味で 尿の出も悪く

何処がどうのこうの という感じではなくて 

全身の動きが なんとなく悪かったのですが

やっと! ここにきて 

少しずつ 動き出してきたかなぁ~ と感じます。

朝一番に 有無をやってみたところ

脱力感で 身体が重くて どぉーにもならなくて

今は仕事から 帰って すぐやる事にしています

修練時間が どんどん長くなってきて

少し大変… ^_^;

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日之本元極

先日、はじめてお目にかかった Aさんには

胃のあたりに 鈍い痛みを感じていました。

しかし、

その痛みは それほどではないけれど

右足の第1指の第二関節の痛みの方が 

歩くのもつらいほど 深刻なのです。 

と おっしゃいました。

そのため

右足の 第1指の第二関節あたりから 

かめ爺先生からいただいた「貫頂」の力で

エネルギーを注ぎ入れてみると

なんと! 咳が 突然出始めたのです。

この様子を オムライスさんに話すと

それは、足の太陰脾経を通じて 

脾臓から のどに通じたからでしょうね! 

と 説明してくれました。

ということは

足の第1指の痛みは、脾臓の調子の悪さからくる

邪気の掃き出し かも知れないし

経脈が詰まった 結果かもしれない。

いずれにしても

修練をきちんとすれば、脾臓や胃の調子も 改善して

この足の指の関節痛も 「必ず改善」するだろうと思います。

「必ず改善する」は 嘘では、ありませんが

修練をすれば… という前提です。

修練は とても簡単ですが、

簡単で 単純なことを 継続することは

難しいことではあります。

でも 医療機関では治らなかった 痛みを治すために

修練をしてみる 価値はあると 思います。

修練しませんか?

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足の太陰脾経

  足の陽明胃経の流れを受けて、足の第1指の爪の角の内側から起こり、下腿の内側に触れる脛骨という骨の際を上って、内腿をとおり、腹部では正中線(臍のライン)の外側4寸(乳頭のライン)を上がり内部で脾と胃につながる。

 その後、側胸部のツボで終わるが、支脈が食道をはさみ、舌の根元まで行っている。

 経脈の流れる方向は下から上ということになる。

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