大阪の おばちゃん
大阪の おばちゃんは 「元気」 と思う。
何かで読んだけれど
一人歩きのスピードは、
大阪の女性が一番早いのだという。
たぶん、おばちゃん だろう
大阪に行ってみて
おばちゃんを 観察すると
やたら、親しげに話しかけてくる人が 多い
スーパーで
レジのおばちゃんが、
このキャベツと、九条ネギで
「お好み焼き創ったら、最高でっせ 」 と 言ったり
パン屋さんで パンを買うと
「まあ~ ちょっと 食べてみて おいしおまっせ~ 」 と
あれもこれも 試食させてくれたり
ボンヤリ立っていたら
「これ どうでっか」 と 声がかかったり、
商売の町 の 臭いがいつもする。
大阪の おばちゃんは、元気
ところが、
気になるのは、子供たち
しゃきしゃきと 生意気な 大阪弁をあまり聞かない
おとなに、問いかける
「なんで」「なんでやのん」「なんでか、わからへん」
の言葉を めっきり聞かなくなった。
なんとなく、気怠さを感じる
かく言う私は、おばちゃんから おばあちゃんに
格上げされそうなほど、年をとった。