生きがいを生み出す「抵抗感」

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40年も前の 学生の頃に習った 心理学者の 

神谷美恵子『こころの旅』 – みすず書房の中に

生きがいについて 書かれています。


「生きがい」

幸せに充ちて するすると 時間が過ぎるときには

生きがいを 感じることは少なく


むしろ

少々の存在抵抗感の あるときに

自分が努力する 過程で生じた 充実感に

生きがいを感じることが多い。


というような 内容だったと 覚えています。


大ババタヌキの 筋肉トレーニングは、

まさしく 大きな 強大な 抵抗感がありました。


しんどい!

なんで! そんなこと せなあかんパンチ!

足が痛い

腰が痛い

やりたくない


そんな 汗と涙の 抵抗感だらけの トレーニングでした。


本人が 出来る範囲のことだけをしていては

進歩がありません。


無理をして 痛みをこらえて

トレーニングに 励まなければ 身体の衰えは 刻々と進みます。


はてさて、

本当に 96才に 無理をさせてよいものかどうか

悩ましい ところではありました。


「無理してやる」 これには、手伝う方の私自身に

気合いがなければ 出来ないことでした。


鬼のようにして 

無理してやらせる トレーニングをしていて

くじけそうになるのは 大ババタヌキではなくて

実は 私の方だったのです。


つづく

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Posted by hosokawa