「こころの時代」4
老婆心ながら いつも 思っていることがあります。
「 あの 抱っこひも はあかんやろ」 と
子供の 顔が見れるから 子供の心に 寄り添って
いつも いつでも 語りかけて 愛情たっぷりに 育てましょう。
子育ての基本は 目と目を 見つめ合うこと 心を通じ合わせること
心の安定板は お母さん と
推奨する「心の時代」の 抱っこひも のことです。
子供をだっこしていたら ぜんぜん 家事も 仕事も
なんにも出来ない じゃないの~
背中におんぶしていたら 食事の準備だって 掃除だって
次々に 仕事が出来るし 鼻歌だって 子守歌だって 歌ってあげれる
おまけに 子供は すやすや寝てくれる
さらに さらに
抱っこして歩くと こどもの進行方向は後ろです。
後ろに進んでいくのは 列車に乗っても 車でもバスでも
身体が むずむずして 落ち着かないのに
いつも いつも 後ろ向けの方向に だっこされて
子供は なんだか 落ち着かないんじゃ無いのかなぁ~
子供だって 一人遊びがしたいことも あるのに
顔を 覗き込まれて お母さんに 一喜一憂されてしまうと
自分の動きで お母さんが大きく動くことを 発見して
母子密着の事態が 発生して 核家族化が進む中で
もっと 密着が加速して 過保護 過干渉が 同時に急加速するでしょう。
あ~あぁ 心の時代が 生み出した この「抱っこひ」も
おんぶで育てた 私には 良いとは思えない のだけれど
それでも 心の時代の 若いママたちはいいます。
「み~~んな みんな 抱っこしています。」
「子供の顔が見られるので 安心です」
「子供のようすを いつも 観察しながら すぐに対応してあげれます。」
「おんぶでは 背中で どんなようすなのか 判りません。」
昔の母である私は 思うのです
この泣き方は 眠いとき このグズグズは お腹が空いている
この あまあたたかい お尻の感触は おしっこ
身体がぐったりしてきたら 寝てしまったな と
顔をみなくても 背中で判ったし 判ろうとしていた けれど
いずれにしても
子供も 大人も 過保護 過干渉の 環境の中で
たくましく 強く 丈夫には 育ちにくい
「こころの時代」 に 突入しているように思います。