神倉神社の神様から「神倉石」の力をいただく 4
増田先生から伺った話の続きです
熊野三山のひとつ 速玉大社の別宮「神倉神社」に行った時の出来事です
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バスから見える「神倉神社の赤い鳥居」を見た瞬間
強く引き寄せられる気持ちが湧いてきて、後先を考えもせずバスを降り
一途に「神倉神社」をめがけた私は
山頂の「ことぶき岩」を目指していました。
悠々と参道を降りてくる 親子づれに出会った後に
帰りの電車の時間を気にしつつ 急こう配の階段を降りていた時のことです。
肩の上に持ち上げていた石の存在だけをはっきりと覚えています。
いとも簡単に急な坂道を登っておられた印象だけが強く残っているのです。
時間の経過とともに忘れてしまっていました。
懐かしい気持ちもあり、すぐさま出かけることになりました。
私が体験したような不思議な出会いは無かったので、静かに高山に戻ってきました。
高山の中山の練功室で数日を過ごしたある日、
修練者であるお母さんに連れられて、一人の小学生の男の子が練功室にやってきました。
お母さんは困ったような顔をして事情を話してくださいました。
あまりにも真剣に、話すので連れてきました。と説明してくださいました。
その彼が ますます元気になって話すことは
「その石は、この中山の庭にあります。」
「今夜、この石を見つけてくれる人がここに訪ねてきます」
「その人が来たら、石を見つけてください」と頼んでください。
「その人は、ハイ分かりました」と 答えます。
と一気に、休む間もなく話してくれました。
「お母さん、帰ろうか!」と言ってすぐさま自宅に帰っていきました。
きっと、神様の御用を済ませたので、すっきりとしたのだと思います。
その夜、ある男性が訪ねてきました。
「神様から、お役目を授かってきました。」
「お探しのモノを私が探します。」
「少し時間をください」と 言って中山の広い庭を歩き始めたのです。