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2015年11月30日に公表された最新の福島県民調査報告書によると、
福島県の小児甲状腺がん及び疑いの子供達は、
3か月前…前回の137人から14人増えて合計151人 になりました。※1※2
なお今回の報告書には記載がありませんが、県民健康調査検討委員会の席上で福島医科大学の大津留晶教授より口頭で、小児甲状腺がん及び疑いの子供が…さらに1人増えた旨が報告されました。
ですので、この1人を加えると福島県の小児甲状腺がん及び疑いの子供達は、3か月前…前回の137人から15人増えて合計152人になります。※10
福島県の発表は甲状腺がんを、悪性…悪性とはがんのことですが『悪性ないし悪性の疑い』という言葉を使い、あたかも甲状腺がんでない子ども達もこの中に含まれているように書くことで、焦点をぼかしチェルノブイリ原発事故との比較を困難にしています。
しかし手術を終えた116人の中で、良性結節だったのはたった1人にすぎず、112人が乳頭癌、3人低分化癌との診断です。
つまり『悪性ないし悪性の疑い』のうち99%は、小児甲状腺癌でした。
ですので疑いという言葉を過大評価して安心するのは危険です。