「小周天」と「大周天」2
ご質問がありました。日之本元極功法では、階ひと静功3次元から、身体を周回して修練をします。他の功法では、「小周天」と言われているように、肛門、などの部分を通過します。なぜ、元極功法では、肛門などを通過しないルートを通るのですか?前回のつづきです。*****質問の話題に戻しますと、
他の功法の場合に周回するルートは、肛門などを通過するのに、どうして日之本元極の功法では、この部分を通過しないのか。と言う質問です。日之本元極の3次元の修練では、下黄庭から、尾閭関に出て督脈を上がって、玉枕関から上黄庭 → 下丹田→ 下黄庭に戻って周回するルートを使っていて、肛門、などを通らない。コレはどうしてかという質問なのですが、これは元極功法として効率を考慮してのことです。他の功法では、こういうルートを使うことはあり得ないのです。どうしてかというと、世界中探しても中脈という真ん中の脈を使う功法は、世界中でも2~3程度しかありません。その原理をきちんと分かって、中脈を使っているのは元極功法だけです。この肛門などを回してしまうと 前◎部 後◎部 会◎ (◎は使用禁止文字なので仕方なく◎にしています) この三つの所から 気を漏らしてしまう可能性が極めて高いのです。
ですから、肛門などを通さないで、下丹田~下黄庭~尾閭関を周回させても、先ほど説明した奇形八脈 十二正経などの脈に必ず通じることが出来ます。さらに、百会も気が出たり入ったりする出入り口なので、ここも避けて百会は通らないように周回ルートが設計されています。「小周天」と言う言葉があるわけですから、「大周天」と言う言葉もあるわけです。一般的な通常の功法ではコレを出来る人は、何十年に一人出現するかしないか?というレベルなのです。これはどういうことかというと百会から気を出して、天地を通して 湧泉から気を入れる 自分の中だけで巡らせるのでは無くて 天地を含めて大きなルートで 気を巡らせるというそういう方法なのです。これは、元極では「階ひと」の段階で、すでに充分に出来ているわけです。 百会を開けて、湧泉を開けて、 労宮を開けて、ということを修練のなかで行っています。元極功法では、天地を含めて気を巡らせるということが、三門を開け修練する方法をとっているので、自然に出来ているということなのです。つづく