「講座」 を受講するということ 1
私の母親は 91歳
元気で 現役の 主婦として
家事を頑張ってはいるモノの
腰も曲がり
耳も 聞こえが悪く
それなりに 老いている
ぼけも 少々あって
講座を受講させても
訳が 判らず 理解が出来ていない
それよりなにより 耳が遠くて
ほとんど 聞こえていない。
それでも 神様は
「講座を受講させなさい」 と言われるので
「さとりシリーズ」を 全部受講した。
母親は受講後に 言いました。
「この講座の代金が高いわけが、よう~ 判ったわ」
「増田先生は、私に 内緒の話を してくれはってんな~」
「あんな 話は、だれにも いうたら あかん」
「よう~ わたしに はなしてくれはんあな~~」と
話すので、
私は 「そう。そう思ったん」 と 深くうなずいた。
そして
「それで、増田先生の声は よう、聞こえましたか?」 と聞き返すと
母が 答えて言いました。
「それが… な わからへんねん。」
「あんまり~聞こえへんかってん」 と
それでも 大事な講座の内容は 受けとっていたんですね。