神倉神社の神様から「神倉石」の力をいただく 2
シリーズでお届けしています。 1から順に読んでください
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そもそも 増田先生と熊野速玉大社の摂社となる「神倉神社」との出会いについて
30年ほど前の いきさつからお話ししたいと思います。
もともとは、神社などに興味は全くなくて、
神様などの存在を信じていなかった増田先生は
神社などで、長々と祈っている人々を見て「ばかばかしいことだ」と 思っていらしたそうです。
東京に住まいしておられた約30年ほど前のことです。
熊野三山に「ご縁」を感じた出来事 (増田先生からの聞き取りです)
①母親が、老人会か?どこかで「古語辞典」をもらって来ました。
すぐさま母は「この辞典、私にはいらないから、あなたにあげるわ!」と手渡されたのです。
辞典の中をパラパラとめくってみると「熊野三山」の項を偶然開きました。
「熊野三山」って、どこにあるんだろう? と少々の内容を読みましたが、
気にも留めないで辞典は終ってしまいました。
②翌日のこと、普段からテレビを見る機会はほとんどないのに、
偶然テレビをつけたら「熊野三山」の紹介の映像でした。
「そういえば、昨日、古語辞典で読んでいたところだなぁ~」
と思いながら、重なった偶然を多少は奇妙に感じていました。
③さらに、翌日、
新聞を開いたところ「熊野三山」の特集記事が載っていたのです。
「仏の顔も三度まで」ということわざもありますが、さすがに偶然が三度続くと
「神様が呼んでいる」と思うようになりました。
④「熊野三山の神様が呼んでいる」「行ってみようかな?」と思っていた矢先に
大阪の受講生から講座の依頼がありました。
三重県熊野市は、紀伊半島にあり大阪から行くことも可能です。
この機会を逃さずに行ってみよう。
と 思い立って大阪から鉄道とバスを乗り継いで、本宮、那智の滝、速玉大社をめぐりました。
⑤予定通り、滞りなく参拝を済ませてバスに乗って帰路に就こうとしていた時に
バスの車窓から、振り返って山の上のほうを眺めたのです。
その時に、目に飛び込んできたのは真っ赤な鳥居の「神倉神社」でした。
これが衝撃的な「神倉神社」との出会いです。
⑥「あれは、何だろう?」という気持ちは、
「あの場所に行かなければならない」という確信に変わりました。
居てもたってもおれなくなって、すぐさま次のバス停で降りてしまいました。
⑦バスから降りて、近くの方に聞いてみました。
「あの山の上の赤い建物は何ですか?」
「あぁ~ あれは神倉さんですよ」
「神倉神社という名前ですけれど、地元では神倉さん!」と呼んでいます。
「いい神社ですよ。少し歩きますけれどね。」と 話してくださいました。
あの山の上の「神倉神社」に行かなければいけない。
その思いを一心に歩き始めました。
⑧神倉神社の前に到着すると、
巨大な岩が ゴロゴロと急な階段を創っていました。
意を決して、巨大岩の階段に挑戦して山に登り始めました。
その山の坂の急なこと、岩の大きなこと、巨大な岩の階段を登るためには、
両手をついて、腕で支えて身体を持ち上げつつ登らなければなりません。
ようやく、たどり着いたのは
巨大な ことぶき岩のある山頂です。
ここに きれいな朱塗りの お社がありました。
この神倉神社の階段を昇る道中で
不思議な出来事が、いくつかありました。
つづく