「徳」と「功」は車の両輪 3
日之本元極功法には、養徳標準(努力目標・指針)があります。
その項目の12番目に、 「12 贅沢・怠惰せず」 があります。
本日は、職業の話です。
職業によって、人を差別することは
よいことではありませんが、
以前に、職業を「養徳標準」に照らし合わせて
問われるケースがありましたので、ご紹介します。
30代前半の若い女性でした。
「気功」に興味があり、講座を熱心に受講されました
修練も毎日欠かさず、2時間以上は 頑張っておられたようです。
近くの神社にも 必ずお参りして信仰心のある方でした。
錬功会にも できるだけ努力して参加されました。
貫頂も定期的に受けておられます
集中力も意欲もあり、間違ったも動作などなく
まじめに 熱心に 一所懸命に 修練をしておられたのです
しかし、
なぜか? エネルギーがいつも不足していたのです。
「どうしてだろう?」 と 不思議に思っていた時に
天の声が聞こえました。
「職業を聞いてごらんなさい」 と聞こえます。
それで、お仕事をうかがったところ、
宴会などの コンパニオンをしておられたのです。
そこで、
かめ爺先生が一言アドバイス
「その仕事を続けていたら、エネルギーはたまりませんよ。
もっと、自分を生かせる仕事を探してはどうですか?」 と
その時、ご本人が答えて おっしゃいました。
「私は、好きでこの仕事をしているのではありません。
私は、幸い国家資格の免許もあるので、転職しようと思ってはいるのです。
けれど この時代
短時間で、これほどの収入がある仕事は
ほかには なかなか見つからないので、仕方なくしているのです。」 と
この収入がなくなったら
今の生活が成り立たないし、気功の講座も受講できません。 とも
職業に垣根はありませんが、楽なだけの仕事をしていては
いけないという教えなのかもしれません。
しかし、具体的に
彼女の職業の 何が どう いけなかったのか?
本当のことは わかりませんでした。
「天」は心の中を 観ておられるので
すべて、分かっていらっしゃるのでしょう。
しかし、我々人には 謎のままです。
私の推測では、楽をしてお金を得てはいけない
という導きなのかなぁ~ と 推し量ってみるだけのことです。